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2008/9/14(日) 土肥通り崎ダイビングVol.1 [ダイビング 西伊豆]

2008/9/14(日) 土肥通り崎ビーチダイビング 1本目です。

朝、サービスに連絡する電話を聞いていて、明るく「分かりました」という会話。
これは潜れるんだろうと誰もが思ったのですが・・・、
残念な結果と言うか、予想通りというか、雲見はCLOSEと明るく告げられました。
(余談ですが、翌日は予想外に静かになりOPENしたとか、本当に海は分かりませんね)

と言うことで、本日は台風に強い土肥に変更です。
ここのビーチは、始めた頃は透明度は悪いは、何も居ないはと不評だったのですが、何時の間にやらお気に入りポイントに。
伊豆では珍しいドロドロで、レア物や小物をジックリ探せるんですよ、ここって。(マニアックです)
それにしても今日は人が多い、皆流れ込んできたようです。

今回の一枚はこれ、大きさは1cm程です。見覚えはありますよね?
_080914_111129.jpg
Photo1 ハコフグyg Ostracion immaculatus

そうなんです、ハコフグの幼魚ですよね。
え、ミナミハコフグじゃないかって?いえいえ、ハコフグです。
実は、ハコフグ系の幼魚はごく小さいときは皆こんな色なんですって。
成長していくとハッキリするそうですが、こいつの黒点は眼より小さいんです(ミナミハコフグでは同じか大きいそうです)。さらに(特に背中を)良く見ると、小さい青い斑点が散在しているんですね。今まで完全に騙されていました。図鑑も一部修正です。

最初クロダイが居たんですが、行っちゃいましたね。大きなミノカサゴもパスです。
産卵礁には色んな魚が隠れています。ここ数年、ここでは常連の”マハタyg”[Photo2]が見えます。
この白線の間隔が不規則だとアオハタの幼魚らしいので、ちょっと気になります。
でもこの写真、じつは次の奴を狙っていて、ピントがずれて写っていたんですよね。50cm以上違っているような・・・、ひどいな~。

写真を撮ろうとしていたのはこいつ、”ムレハタタテダイyg”[Photo3]です。
この写真は特に小さいやつで、群から少し離れていました。実は群も撮ったのですがほとんどピンボケ、こいつが一番まともでした。
これからの時期はこいつらの群がどんどん大きくなりますよね。
え、1匹しか居ない?もちろんちゃんと”ムレハタタテダイ”ですよ。ほら、尻鰭の先端部分が黒いし、口の上下にふくらみがありますよね。

産卵礁に擬態(?)しているのは、”カサゴ”[Photo4]です。
まあ、確かに擬態と言えば擬態なのでしょうが・・・。何故ここ?カサゴって、良くイカに食われているのを見かけるんですよね。確かに美味しいし。
カサゴ自体も食性は肉食ですから、餌をとるのに都合がいいのかな?トラギスとかハゼも食べるらしい。ただ夜行性で、食事は日没後と言うことなので、昼間は安全パイ。って事で昼寝中なのかな?

沈船Ⅱではアカオビハナダイのメスがきれいで、写真を撮ったのですがピン甘。同じように目立っていたのが”イトヒキベラ”[Photo5]で、こちらもややピン甘、しかもハレーションです。
前回も語ったように、特にこいつはあまりまともな写真が無いんですよね。きれいで好きなのに、動きが早くて中々まともに撮れないのが原因ですが、今回も厳しい結果に。
こうして考えると、まだまだ撮らなきゃいけない被写体が沢山あります。

沈船の中を覗くと、底の方にこいつが。”シュンカンハゼ”[Photo6]です。
もともとここを棲家にしているのは知っていましたが、結構無防備。真上から近づきつつ写真を撮っても動じません。
実際は、それほど近くには寄れなかったのですが、こいつの名前、そろそろ改名する必要があるかも・・・。
それとも、別の意味でしょうか?ジッとしていて、あるきっかけがあると瞬間的に反応するとか。瞬間湯沸かし器でも、キーワードが必要ですものね。

沈船の底にいたガンガゼに”ガンガゼカクレエビ”[Photo7]を発見。
やや大きめで良い被写体になりそうでしたが・・・。なにやらスモーク発生、あっという間に視界0です。少し粘ってやっと撮れましたが、浮遊物多しです。
土肥の最大の欠点は、その細かい泥。おかげで他にはいない魚が住み着きますが、この巻上げだけはどうしようもありませんね。別名人災とも呼ばれますが・・・。
Photo2 マハタyg
Epinephelus septemfasciatus
_080914_105912.jpg
Photo3 ムレハタタテダイyg
Heniochus diphreutes
_080914_105925.jpg
Photo4 カサゴ
Sabastiscus maemoratus
_080914_110216.jpg
Photo5 イトヒキベラ
Cirrhilabrus temminckii
_080914_110507.jpg
Photo6 シュンカンハゼ
Callogobius snelliusi
_080914_110642.jpg
Photo7 ガンガゼカクレエビ
Tuleariocaris zanzibarica
_080914_110904.jpg

砂地に大きな目玉があります。この模様は”トゲカナガシラ”[Photo8]ですね。
ホウボウ科の魚は、その胸鰭を広げて相手を威嚇します。こいつは目的がハッキリしていますよね。
あまりに高速で移動する為に残像が残りました。(嘘です、設定と撮影条件から二重映像になった。つまりブレと一緒で腕が悪いだけです。すいません。)
土肥ではいつも見かけますから、トゲカナガシラ一族がが縄張りを持っているようです。

土肥のケイソンは傾斜地にあるため、外海側に傾いています。少しでも砂が舞い上がると、この壁の部分は何も見えなくなります。このためここには色んな生物が隠れやすいようです。
昨年はここのムチカラマツにビシャモンエビが居つきましたが、今年はこいつ”イボイソバナガニ”[Photo9]が棲み付いたようです。
この口の長さだとメスだと思うのですが、厳つく見えるのは写真の角度でしょうか?エイリアンと言う呼び名が何時にも増してピッタリ来る気がします。

同じ場所の下の方には、こいつ”カミソリウオ”[Photo10]が棲み付いていました。
既に皆が荒らした後なので、砂が濛々と舞い上がり、中々ピントも合いません。(良い言い訳ですよね)
それにしても大きいですね。カミソリウオがいると言っていたのでもっと小さいのがポツンと居るものだと思っていましたが、ちょっと予想外です。
毎年見られる彼らは、いつの間にかペアになっていることが多いのですが、はたして彼(彼女?)はうまく相手を見つけられるでしょうか?

伊豆では普通種の”オオモンハタ”[Photo11,12]ですが、」ここ土肥でも良く見かけます。
こいつは小さいときからあまり外観が変らないと思っていたのですが、良く考えると老成魚はもっとズングリとしていますよね。
今まで見た若魚は小さいものでも同じ配色だったので、若魚は大体茶色でさらに濃い色の斑点があるもの[Photo11]と思っていました。

しかし今回、岩の下でうろちょろしていたこいつ[Photo12]はなんでしょう?
新種(あくまでも初めて見たという意味です)かと思い、一生懸命撮り損ねないようにと撮りましたが、小さく良く動き回るので中々うまく撮れませんでした。
期待して後で調べると、実はオオモンハタは極幼魚期は、透明な体に暗色斑点のこのような配色なんですね。
Photo8 トゲカナガシラ
Lepidotrigla japonika
_080914_111442.jpg
Photo9 イボイソバナガニ
Xenocarcinus tuberculatus
_080914_111950.jpg
Photo10 カミソリウオ
Solenostomus cyanopterus
_080914_112044.jpg
Photo11,12 オオモンハタ
Epinephelus areolatus
_080914_112410.jpg
_080914_113317.jpg

最後に、ステージ付近にいるはずのカエルアンコウを探したのですが見つかりませんでした。
2本目にもう一度探すことにして、いつもよりやや短めで上がります。
なんせ混んでいて、車に乗り遅れると帰れなくなっちゃいそうですからね。

この後、14日のダイビング2本目へと続きます。
今回、特別編〇〇劇場3部作も計画中です。
出来上がりが何時になるかは不明なので、気が向いたら見に来て下さい。
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コメント 4

risingmoon

黄色い水玉ピンポンかわいいですね~^^
そのまま大人にならないでいて~(笑)
ミナミハコフグとハコフグの見分け方すごいですね~@@ とても勉強になります!
さらに勉強になったのがムレハタタテダイとハタタテダイの区別です。実はぜんぜん見分けがつきません・・・今度じっくり観察してみようとおもいますが、伊豆にやってくるのはほとんどムレの方だと聞いたことありますが本当なのでしょうか?

トゲカナガシラはブルーの残像が残っているのステキじゃないですか!躍動感があってそれに幻想的ですね~^^

by risingmoon (2008-09-16 21:57) 

ryo

>risingmoonさん

僕もハコフグとミナミハコフグの違いは最近知りました。
今まで随分騙されていたようです。

ムレハタタテダイとハタタテダイについても長く悩んでいたのですが、見分け方が分かって改善されました。
実際、ハタタテダイもたまに伊豆でも見かけますが、基本的に単独行動なので認識されにくいですよね。
一応、図鑑に見分け方は書いてはあります。
本当はこれフレームの一部なので直接表示するページではないのですが、
http://diving.tank.jp/sports/fish/4actinopterygii/2neopterygii/27suzuki/46tyotyouo/hatatatedai.htm
南の方ではハタタテダイの群もありますから、群れているかどうかだけでは判断できませんからね~。

ハレーションや二重写しは、時には意図せず面白い映像になりますから楽しいことは楽しいですよね。
by ryo (2008-09-17 00:21) 

SAKANAKANE

ハコフグとミナミハコフグの幼魚の違いも、為になる情報ですね。
アオハタの幼魚は知りませんでした。ひょっとしたら見たコトも有ったのかなぁ?
シュンカンハゼ、バッチリと全身で、羨ましいです。
ホウボウ科は、伊豆ではほとんどトゲカナガシラですよね。
カミソリウオ、最近縁が無かったりします・・・。
オオモンハタのここまで幼いのも、見たコトが有りませんでした。
by SAKANAKANE (2008-10-21 03:30) 

ryo

>SAKANAKANEさん

前の写真を確認してみたら、つい最近までミナミハコフグの幼魚だと思って騙されていたのがありました。本当にネットの普及はありがたいです。
アオハタの幼魚情報も新鮮でしたが、こちらはまだ未遭遇のようです。マハタの幼魚を見る目がまたちょっと変わっちゃいました。
最近シュンカンハゼが何故か隠れなくなりました。数が増えたのか?図太くなったのか?単なる偶然か?きっと最後だと思います。
富戸のヨコバマではホウボウしか見たことが無いので、若干生息域に違いがあるのかもしれません。トゲカナガシラは泥地に多いように思います。ホウボウは砂地の方が好みのようです。
今年はやや季節来遊が遅いようで、最近になってやっとカミソリやニシキフウライの話を聞くようになりました。今が狙い目ですね。
本当に、これがオオモンハタの幼魚と気づくのに結構時間がかかりました。
by ryo (2008-10-21 05:02) 

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